PROFILE
書家/書道教室講師
眞野 馨芳
書道歴21年,6歳から日本習字を始める
高校では書道を専攻し書道部に所属 (京総文経験あり)
仮名と臨書が得意
淡海書道文化専門学校 師範科 卒
2018年7月より京都にて【ツバサ書道教室】開校
2020年よりLINEを使った通信学習を開始
資格
日本習字 漢字部 八段
日本習字 臨書部(半紙・条幅) 三段
日本習字 かな部 五段
日本習字 ペン部 五段
書写技能検定 毛筆 3級
私は子供の頃お習字が大嫌いでした
行ったふりをして休んだりするほど教室に行くのが嫌でした
どうして嫌だったかというと
「お手本通りに書きなさい」と言いながら詳しい解説などは一切無く
お手本に書いてある解説をよく読みなさいと言われるだけ
そんな中、自分なりに頑張って書いても
「どうしてお手本通りに書けないの」と言われる
お手本は半紙と同一サイズだったのでどうでもよくなった私は
お手本の上に半紙を乗せ爪でアタリをとり書きました
信じられない事に先生は驚くほどに褒め
「やればできるじゃない」とそれを清書作品として提出しました
昔からある指導法で後ろ側に回り筆を持つ手に手を添えるものがありますが
私はそれをされる事が何より一番嫌でした
自分を否定された気がして本当に本当に嫌でした
実力でやれば否定され、ズルをすると褒められる
当然のことながら何の力もつかず上達はしませんでした
それでもやめなかったのは、母がいつか書が私を助けてくれると言ったからです
その言葉の通り私は高校で書道と出会います
古典を通してこの世界の奥深さと果ての無さを知りました
そして同時にお習字の大切さも
私はその時に気づきました
嫌いだったのはお習字ではなく通っていた教室だったのだと
基本があってこその応用
最初から学び直すつもりで私は淡海書道文化専門学校に入学しました
私の大嫌いは大好きに変わりました
確かな知識を持って指導してくれる先生方に感動し私もそうなりたいと強く思いながら学び
そして私と同じような思いをした方に一人でも多く
【習字】と【書道】を楽しいと思ってもらえるように、好きと言ってもらえるようにと
ツバサ書道教室を開校いたしました
お手本を見て書く
ただそれだけでは無く、どうやったらお手本のように書けるのか
文字の構造やルール・ポイントを理論的に理解し講師の技術を近くで見て観察し
いろんな作品を鑑賞し書けるようになりたい文字を見つけ
そして自分が書きたい文字へと近づける学習をし、自分の文字が好きになれるお手伝いが出来ればと思っております
当教室では後ろ側に回り筆を持つ手に手を添える指導法は一切しません添削は講師の左側に座っていただき指導します
技術を目で見てどんどん盗んでください
わからない事、知りたい事、なんでも聞いてください
時に迷わぬようにその道を照らし先導し
時に共に歩み話し合い隣で支え
時にその背中を押し大空へと送り出す
ここで育てた【ツバサ】で自由に楽しく空を舞ってほしい
それが私の願いです